
- 写真とプロンプト入力で部屋デザインをAI再構築
- 無料で1枚生成、有料は30〜200枚のプラン構成
- 構図を保ったままデザイン変更が可能で提案資料にも活用可
「部屋の写真をアップするだけで、理想の空間デザインをAIが提案してくれる。」そんな夢のようなツール「RoomGPT」が今話題を集めています。
生成AIを活用したデザインツールの進化が進む中で、インテリア分野にもAIの波が到来。この記事では、RoomGPTの仕組みや特徴、料金プランまで詳しく紹介します!
\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/
RoomGPTとは
部屋の写真とプロンプトを入力し、部屋の写真を再構成するツールです。例えば、このような画像を入力すると……

このように、部屋のワイヤーフレームが作られる。そこに、「もっとモダンな部屋」とプロンプトを入力すると…

このフレームに合わせ、画角はそのままに画像が作られました!

部屋の画角はキープしたまま、画像を作れるので、創作やデザインのときに活用できそうですね。
今は、以下のページを通じて1クレジット(1枚)だけお試しで生成できます。
RoomGPTの特徴
RoomGPTは、写真をもとに部屋全体のデザインをAIが再構築するインテリア生成ツールです。部屋の雰囲気を変えたいときや、リフォーム前に仕上がりのイメージを見てみたいときに便利なサービスです。
プロンプト(指示文)を入力すると、AIが部屋の構図を生かしたまま新しいデザイン案を作成してくれます。専門知識がなくても、感覚的に使えるのが魅力です。
RoomGPTの基本機能
RoomGPTの主な機能は、「画像解析」「テーマ選択」「AIによる再構築」の3つです。
まず、ユーザーが自分の部屋の写真をアップロードします。AIが画像を認識し、部屋のレイアウトを自動で読み取って仮想的なワイヤーフレームを作成します。次に、希望するテーマを最大4種類まで選択し、生成ボタンを押すと、指定したスタイルにあわせたインテリア画像をAIが生成します。画角(カメラの位置や広がり)が変わらないため、実際の空間のまま雰囲気をガラッと変えられます。
RoomGPT.ioのサイトでは、無料で1枚まで試作でき、有料プランに切り替えると最大200枚まで生成可能です。ホスティングして独自運用も可能ですが、現在はエラーが発生しており改善待ちとなっています。
RoomGPTの活用シーン
RoomGPTは、さまざまな場面で活用できるツールです。
インテリアデザイナーなら提案資料の作成に、リフォーム会社なら完成イメージの共有に、一般の方なら自宅の模様替えのシミュレーションに使えます。新生活の準備や家具の購入前に、「この家具を置いたらどんな雰囲気になるか」を目で確認できるのも便利なポイントです。
SNSで映えるインテリア画像を作りたいクリエイターにもぴったり!空間演出や写真加工の素材づくりにも役立ちます。AIが短時間で複数のデザイン案を出してくれるので、あれこれ試す時間を減らせます。
プロの現場だけでなく、日常のアイデアづくりにも気軽に使える、頼もしいツールです。
RoomGPTなどインテリアAIを活用するメリット
インテリアAIを使う最大の魅力は、「イメージをすぐに形にできること」です。
頭の中で思い描いた理想の部屋を、ほんの数秒で画像として見られるため、時間をかけずに方向性を決められます。これまで専門的なソフトや知識が必要だったインテリア設計も、今ではブラウザ上で手軽に試せるようになりました。
さらに、人の発想ではなかなか思いつかないようなスタイルや配色をAIが提案してくれることもあり、新しいアイデアのきっかけになります。家具の配置や予算の比較検討も簡単で、理想の空間づくりをスムーズに進められるのが嬉しいところです。
個人の趣味の範囲から、企業のプレゼン資料づくりまで幅広く活用できる、まさに「デザインの即戦力」といえる存在です。
実際に動かしてみた
Roomgptは、先程紹介したウェブツールだけではなく、サーバーにデプロイして利用する手順もご紹介します。まずは、ウェブツール(Roomgpt.io)から見ていきましょう!
Roomgpt.io
まずは、こちらのページにアクセス。
Log in します。

すると、こんなページになるので、Upload an Imageをクリックして、画像を選択。

今回は、以下の画像を読み込ませました。

読み込ませたあとは、まずSelect Room Typeで部屋の種類を選択。次に、Select Room Themes (up to 4)で生成したい部屋を設定しましょうただし、クレジットが1つなので、今回の場合は1つしか選べないです。

Render designsをクリック

すると、画像の再構築始まります。

しばらく待つと、画像の完成です!

料金は、以下のようになっています。
- 30枚 $9(1300円)
- 100枚 $19(2750円)
- 200枚 $29(4200円)
もう少し安く済ませたいと思い、別のやり方を探したところ、ホスティングする方法がありました。プログラムの内部エラーによって動いていませんが、ご紹介します。
ホスティング
まずは、こちらのページへアクセス。
GitHubページをスクロールし、one-click-deployをクリック。

すると、以下のような画面になるので、GitHubやVercelのチーム名、RoomGPTのAPIキーなどを設定します。

先述した情報を設定すると、このようにデプロイできます。

再掲ですが、デプロイはできるものの、画像の出力はできず。以下のように読み込んだまま、止まってしまいました。

プログラムのエラーが原因のようなので、今後のアップデートに期待です。
もし動いた場合の料金を概算してみました。
- 1枚の画像を作るのに30秒かかると仮定して、$0.0023 * 30 = $0.069/回
- それを30回繰り返すと、0.069 * 30 = $2.07
ウェブサイトで30枚分を実行するには、$9かかるので、ホスティングすると$7程度安くなります。同様に計算すると、100枚、200枚の場合も含めると以下のようになります。
- 30枚 $2(290円)
- 100枚 $6.9(1000円)
- 200枚 $13.8(2000円)
ちなみに、概算時に参考にしたページはこちらです。
なお、AIを活用したお部屋探しについて知りたい方はこちらをご覧ください。

RoomGPTの料金
RoomGPTは、無料で1枚の画像をお試し生成できるトライアルプランが用意されています。本格的に利用する場合は有料プランへ移行する形となります。
料金体系はシンプルで、生成枚数に応じて3段階に設定されています。現在、30枚・100枚・200枚の3種類から選択可能です。
コストを抑えたい場合は、自身でサーバーをホスティングする方法もありますが、プログラム上の不具合により現状は出力できません。参考としてホスティング時の概算費用を計算すると、Web版よりも約7割程度安価になる見込みです。
| プラン | 枚数 | 料金(ドル) | 概算(円) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 無料プラン | 1枚 | 0 | 0円 | 登録だけで試せる |
| 通常プラン | 30枚 | $9 | 約1,300円 | 個人利用向け |
| スタンダード | 100枚 | $19 | 約2,750円 | デザイン案検討向け |
| プレミアム | 200枚 | $29 | 約4,200円 | ビジネス向け |
| 自社ホスティング時(参考) | 30枚 | 約$2 | 約290円 | 現状は動作不安定 |
RoomGPT以外におすすめできるインテリアAI
RoomGPT以外にも、国内外にはインテリアAIの優れたツールが数多く存在します。これらのツールは目的や機能が違い、用途に応じて選ぶと効果的です。
以下の表では、代表的なツールとそれぞれの特徴をまとめました。
| ツール名 | 主な特徴 | 強み | おすすめユーザー | 公式URL |
|---|---|---|---|---|
| ROOV(日本) | CADデータをもとにVR空間を生成 | 20分で住空間を3D化しVR体験可能 | 建築・不動産業者 | https://styleport.co.jp/roov/ |
| STYLE NAVI(日本) | 画像生成AIで理想のテイスト診断 | 約1分で好みの部屋スタイル提案 | 一般ユーザー・新生活準備者 | https://www.stylics.com/lp/stylenavi/ |
| stadi(日本) | プロンプトで建築パースを自動生成 | クライアントと一緒に微調整可能 | 建築設計者・デザイナー | https://stadi.biz/ |
| renorf(日本) | 間取り画像をもとにリノベ案をAI生成 | 手軽にリフォーム後のイメージ確認 | リノベ業者・個人ユーザー | https://www.mign.io/products/X5Wurp |
| INTERIOR AI(海外) | 部屋写真を別のスタイルに変換 | スタイル種類が豊富で自然な仕上がり | 個人・施工前イメージ確認 | https://interiorai.com/ |
| Planner 5D(海外) | 2D間取りを3D室内に変換 | 無料で家具・照明配置も可能 | 家づくり検討者 | https://planner5d.com/ |
| Spacely AI(海外) | 配置・選定・提案まで自動化 | 家具レイアウトの最適化機能強力 | デザイン企業 | https://www.spacely.ai/ |
| AiHouse(海外) | 3Dでリアルタイムシミュレーション | 高精細でプロ設計にも利用 | 建築スタジオ・法人利用 | https://www.aihouse.com/global |
RoomGPTは「写真をもとにAIが再構築する」点が特徴ですが、ROOVやSTYLE NAVIなどは「VR体験」「スタイル診断」といった目的特化型です。特に国内ツールは日本の住空間に合う設計が多く、シンプルに使える構成になっています。
一方、海外ツールはより自由度が高く、ビジュアルや立体設計に強みを持つ傾向があります。自分の目的が「デザイン検討」なのか「完成予想の確認」なのかを考えて選ぶと、理想のインテリアづくりがよりスムーズになります。
なお、その他のインテリアAIについて知りたい方はこちらをご覧ください。

RoomGPTで理想の部屋を作ろう
RoomGPTは、部屋の写真を再構築するウェブツールです。画像から部屋のワイヤーフレームを検出し、それをもとにプロンプトに沿った画像を出力します。部屋の画角はキープしたまま、画像を作れるので、創作やデザインのときに活用できそうですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
AIによる画像再構築やデザイン提案を自社サービスへ応用したい企業向けに、導入設計からPoC伴走まで幅広く支援できます。生成AI活用の可能性を具体化する第一歩に。
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