SNS体験が変わる!Meta AIが日本上陸!超優秀AIアシスタントの使い方を徹底解説

押さえておきたいポイント
  • Meta AIとは、Instagram・Facebook・Messenger・WhatsAppなどで利用できるAIアシスタント
  • Metaが提供するSNSのグループチャットや専用Webサイト上で日本語のやり取りが可能
  • 大規模言語モデル「Llama 4」を基盤としており、画像生成を含む幅広い用途で活用可能

Metaは2025年11月25日(日本時間)、AIアシスタントの「Meta AI」を日本ユーザー向けに提供開始しました。

Meta AIとは、Instagram・Facebook・Messenger・WhatsAppといった同社のプラットフォーム内で利用できるAIアシスタントです。

今回の記事では、ついに日本国内で提供開始したMeta AIの概要や使い方を解説します。最後までお読みいただくと、Meta AIによってSNSをこれまでより快適に使いこなせるようになるかもしれません。

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Meta AIの概要

Meta AI
参考:https://about.fb.com/ja/news/2025/11/meta-ai-gradual-rollout-begins-in-japan/

Meta AIは、Metaが同社のプラットフォーム内(Instagram・Facebook・Messenger・WhatsApp)で提供しているAIアシスタントです。

グループチャットで「@Meta AI」と入力すると、日本語でチャット形式のやり取りができるほか、専用Webサイト上でも利用できます。

元々、米国などでは2024年4月から提供していましたが、日本国内では今回初めてリリースされました。日本国内では段階的に提供が進められており、現段階では一部のユーザーしかMeta AIを利用できません

なお、Metaの万能LLM「Llama 4 Maverick」について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

Meta AIの仕組み

Meta AIは、同社が開発した大規模言語モデル「Llama 4」を基盤としているAIアシスタントです。

主力モデルの「Llama 4 Maverick」は4000億のパラメータを備えており、人間の会話のように自然な文章生成や高度な推論を行えるように設計されています。

また、画像生成をはじめとしたマルチモーダル機能が優れており、公式の発表では各ベンチマークでGPT-4oを上回る結果も出ています。

Llama4 Maverick ベンチマーク
参考:https://ai.meta.com/blog/llama-4-multimodal-intelligence/?utm_source=twitter&utm_medium=organic_social&utm_content=image&utm_campaign=llama4

なお、日本版のMeta AIでは、日本の文化・歴史・慣用表現をよりよく理解できるよう、ローカルな利用者からのフィードバックを継続的に取り込みながらモデルを改善していく方針が示されています。

単に日本語で動く生成AIではなく、「日本の文脈に強いアシスタント」として進化していくことに期待しましょう!

Meta AIの特徴

Meta AIには、InstagramやFacebookからシームレスに利用できるといったMeta社ならではの特徴があります。

それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

チャット形式で手軽にAI機能を利用できる

Meta AI チャット
参考:https://about.fb.com/ja/news/2025/11/meta-ai-gradual-rollout-begins-in-japan/

Meta AIは、チャット形式でタスクを依頼するだけで、簡単にAI機能を利用できます。ChatGPTなどと同じ感覚で利用できるため、生成AIを日常的に利用している方なら違和感なく使えるはずです。

情報の検索や質問への回答、おすすめサービスの提案といった幅広い用途に対応できます。

InstagramやFacebookからシームレスに利用できる

Meta AI Facebook
参考:https://about.fb.com/ja/news/2025/11/meta-ai-gradual-rollout-begins-in-japan/

Meta AIは、同社が提供しているInstagramやFacebookなどからシームレスに呼び出せるのも魅力です。グループチャットで「@Meta AI」と入力すると、友達や家族と一緒に生成AIの機能を利用できます。

ただし、Meta AIを利用できるのは一部のユーザーに限られており、全ユーザー向けには順次拡大していく予定とのことです。

画像の生成・編集が可能

Meta AIを使えば、画像の生成や編集が可能です。テキストから画像を生成できるのはもちろん、作成済みの画像にアニメーションを追加することもできます

カスタムGIF・アルバムアート・ムードボードといった、テキストと画像を組み合わせたコンテンツも作成できるので、ぜひ試してみてください。

Meta AIの安全性・制約

Meta AIを利用する際、入力した情報が記録され、AIモデルのトレーニングや出力に利用される場合があります。利用規約でも、以下のようにパスワードやセンシティブな情報はMeta AIに入力しないよう記載がありました。

弊社は、AIおよび関連技術を改善するため、プライバシーポリシーに記載のとおり個人情報(機密情報を含む)を処理することがあります。

情報がAIと共有される場合、その情報はAIによって保持され、よりパーソナライズされたアウトプットを提供するために使用される場合があります。アカウントの識別情報、パスワード、財務情報、またはその他のセンシティブな情報など、AIに利用もしくは保持されることを希望しない情報を共有しないでください。

引用元:Meta AI利用規約

また、Meta AIは13歳未満の方がアクセスできないといった制約があるほか、以下のような目的で利用することを禁止しています。

Meta AIの代表的な禁止例
  • 違法行為を助長する目的での使用
  • 他者に損害を与える目的での使用
  • 成人向けコンテンツの作成やポルノに関連する目的での使用
  • 政治活動や専門家のアドバイスとしての使用

上記に該当しない限りは問題なく利用できるため、Meta AIに個人情報を入力しないようにだけ注意しましょう。

Meta AIの料金

Meta AIは無料で提供されているため、料金は発生しません。どのプラットフォームでMeta AIを呼び出しても、無料で利用できます。

なお、1日のチャット回数や利用トークンの上限などは公表されていませんが、内部的に制限が設定されている可能性はあります。

Meta AIのライセンス

利用用途可否
商用利用可能
改変可能
配布可能
特許使用不明
私的使用可能
Meta AIのライセンス

Meta AIは、規約で禁止されている用途に当たらない限り、商用利用などが可能です。

規約では「生成物を第三者に配布してはいけない」とは書いておらず、逆に「利用者がコンテンツの利用に責任を負う」と記載されているため、配布も許可されていると考えられます。

ただし、Metaが「あらゆる各権利、権原、および権益(知的財産権を含む)を保持する」と利用規約に書いてあるため、Metaから特許ライセンスをもらうことはできません

Meta AIの利用規約で特許利用を禁止してはいないものの、「特許を取れる」とも記載されていないため、ここは法律の専門家に相談が必要です。

Meta AIの使い方

Meta AIは、FacebookやInstagramなどのSNS上から利用する方法と、専用のWebサイトで利用する方法があります。今回は、専用のWebサイトで利用する方法を紹介します。

まずは、Meta AIの公式サイトにアクセスして、Metaのアカウントを登録します。

Meta AI
参考:https://www.meta.ai/?locale=ja_JP

Facebookのアカウントを作成済みの場合は、連携してスムーズに登録可能です。

Meta AI
参考:https://www.meta.ai/?locale=ja_JP

ユーザーネームを確認して名前を編集したら、「確認」を選択して次に進みます。

Meta AI
参考:https://www.meta.ai/?locale=ja_JP

あとはチャット画面でプロンプトを入力するとMeta AIを使えます。初回入力時に誕生年を質問されるので、回答して続行しましょう。

Meta AI
参考:https://www.meta.ai/?locale=ja_JP

筆者の場合は、まだMeta AIの利用対象に含まれていなかったため利用できませんでした。同じ状況の方も、しばらく待てば順次利用できるようになるはずです。

Meta AIの活用シーン

Meta AIは、検索やチャットの延長で使える「身近なAIアシスタント」として、日常から仕事までさまざまなシーンで活用できます。

ここでは、グループトークの議論整理、アイデア出しや相談、そしてクリエイティブな画像作成という3つの場面に分けて、その具体的な使い方をみていきましょう。

グループトークの議論整理

Meta AIはFacebookやInstagramのグループチャット上で利用できるため、グループトークの議論整理に使えます

意見が次々と飛び交うと、誰が何を提案したか、何が決まって何が保留なのかが見えづらくなりがちですが、そんなときはMeta AIの出番です。

Meta AIに頼めば、チャットの流れを踏まえて論点や選択肢を整理し、簡易な議事録やToDoリストのような形でまとめられます。

アイデア出しや相談

Meta AIは、新しい企画を考えたいときや悩みを整理したいときのアイデア出し・相談役として使えます。SNSのトーク上からも呼び出せるため、複数人がリアルタイムで生成AIの出力結果を参照できるのも魅力です。

グループチャットで生成AIを活用しながらアイデアを出し合いたい場合は、Meta AIを活用しましょう。

クリエイティブ画像の作成

SNSの投稿画像やプレゼン用のビジュアルを素早く用意したいときは、Meta AIの画像生成機能が活躍します。

イメージやテーマをテキストで伝えるだけで、アルバムアートやムードボードなど、目的に合った画像案をその場で作成できるためです。

生成した画像は、色や雰囲気の調整、写真へのアレンジなども重ねられるため、ラフなアイデア出しから仕上げに近いクリエイティブ制作まで一気に進められます。

なお、Metaの小型LLM「Llama 4 Scout」が気になる方は、以下の記事もご覧ください。

Meta AIで生成AIの新たな使い方を模索しよう

Meta AIは、FacebookやInstagramのトーク上からでも利用できるのが魅力のAIアシスタントです。グループトーク内での議論整理といった、生成AIの新しい使い方が期待できます。

ただし、日本国内での提供が開始されたものの、対象者が限定的でまだすべてのユーザーが使えるわけではありません。

今後は順次、利用対象を拡大し、機能も追加していく予定と公表されています。利用できるようになったら、ぜひ一度試してみてください。

最後に

いかがだったでしょうか?

Meta AIを業務に取り入れることで、グループの議論整理やアイデア出しの効率化が期待できます。しかし、生成AIの導入を自社だけで検討するのは難しいケースも多いため、生成AIの実装実績を持つパートナー企業と一緒に設計を進めるのも1つの手です。

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