Supabaseの料金は?無料枠でどこまでできる?プラン選び決定版ガイド

Supabase

最近、個人開発やスタートアップ界隈で「Supabase」という名前をよく聞くようになりました。

「Firebaseの代替」として注目を集めているけど、実際のところ料金体系ってどうなってるの?

無料でどこまで使えるの?そんな疑問を持つ人も多いはず。

今回は、Supabaseのデータベース機能と料金プランについて、実際に使ってみた経験も踏まえて詳しく解説していきます。

結論から言うと、個人開発なら無料プランでもかなり充実した開発ができちゃいます!

Supabaseって何?PostgreSQLベースの最強BaaS

Supabaseは、PostgreSQLをベースにしたオープンソースのBaaS(Backend as a Service)です。

簡単に言えば、バックエンド開発に必要な機能をまるっと提供してくれるサービスですね。

35年以上の歴史を持つPostgreSQLを採用していることで、信頼性と機能の充実度は折り紙付き。

しかも、NoSQLではなくリレーショナルデータベースなので、SQLを使った柔軟なデータ操作ができるのが魅力です。

さらに嬉しいのが、データベースが100%ポータブルであること。

つまり、Supabaseに縛られることなく、いつでも他のPostgreSQLデータベースに移行できるんです。

ベンダーロックインの心配がないのは、開発者にとって大きな安心材料ですよね。

無料プランでここまでできる!個人開発に最適な理由

Supabaseの無料プラン、実はめちゃくちゃ太っ腹なんです。

まず、主なスペックを見てみましょう。

無料プランの主要スペック:
– データベース容量:500MB
– ストレージ容量:1GB
– 帯域幅:月間5GB
– 月間アクティブユーザー(MAU):50,000人まで
– APIリクエスト:なんと無制限!
– プロジェクト数:最大2つ

個人開発や小規模なサービスなら、これで十分すぎるくらいです。

特にAPIリクエストが無制限というのは、他のサービスと比較してもかなり太っ腹。

Firebaseのような従量課金制サービスだと、ユーザーが増えると予期せぬ高額請求が来ることもありますが、Supabaseならその心配もありません。

ただし、1週間アクセスがないとプロジェクトが自動休止する点は注意。

とはいえ、簡単に再起動できるので、開発中のプロジェクトなら問題ないでしょう。

成長に合わせて選べる有料プラン

サービスが成長してきたら、有料プランへの移行を検討する時期です。

Supabaseの料金体系は、予測しやすいのが特徴。

APIリクエスト数ではなく、保存データ量に基づいた課金モデルなので、コスト計算がしやすいんです。

Proプラン(月額25ドル〜)

小〜中規模の商用プロジェクトに最適なプランです。

  • データベース容量:8GB(超過分は1GBあたり0.125ドル)
  • ストレージ容量:100GB(超過分は1GBあたり0.021ドル)
  • 帯域幅:250GB(超過分は1GBあたり0.09ドル)
  • MAU:100,000人まで(超過分は1人あたり0.00325ドル)
  • 7日分の自動バックアップ
  • メールサポート付き

月額25ドルという価格設定は、競合サービスと比較してもリーズナブル。

特に、100GBものストレージが含まれているのは大きな魅力です。

Teamプラン(月額599ドル〜)

大規模チームやエンタープライズ向けのプランです。

  • カスタマイズ可能なリソース
  • 14日分の自動バックアップ
  • 28日分のログ保存
  • SOC2基準対応
  • 優先メールサポート、SLA保証

セキュリティ要件が厳しい企業や、ミッションクリティカルなサービスを運営する場合は、このプランが適しています。

実際に使ってみるための簡単セットアップ

Supabaseを始めるのは、思っているより簡単です。基本的な流れを紹介しますね。

ステップ1:プロジェクトの作成
Supabase Dashboardにアクセスして、「New Project」ボタンをクリック。

プロジェクト名とデータベースパスワードを設定するだけで、自動的にPostgreSQLデータベースが用意されます。

ステップ2:テーブルの作成
左サイドバーの「Table Editor」から、GUIでテーブルを作成できます。

Excelを使う感覚でデータベース設計ができるので、SQL初心者でも安心です。

ステップ3:アプリとの連携
Next.jsなどのフレームワークと連携する場合は、Supabase SDKをインストールして、環境変数を設定するだけ。

// Supabaseクライアントの初期化例
import { createClient } from "@supabase/supabase-js";

const supabase = createClient(
process.env.NEXTPUBLICSUPABASEURL,
process.env.NEXTPUBLICSUPABASEANON_KEY
);

これだけで、データベースへのCRUD操作ができるようになります。

リアルタイム機能も標準装備

Supabaseの隠れた魅力が、リアルタイム機能です。

PostgreSQLを拡張して、データベースの変更がリアルタイムでクライアントに通知される仕組みを提供しています。

チャットアプリやリアルタイムダッシュボードなど、WebSocketを使った複雑な実装が必要だった機能も、Supabaseなら簡単に実現できます。

しかも、この機能も無料プランから使えるんです!

まとめ:個人開発なら無料プランで十分、成長したら柔軟にスケール

Supabaseの料金体系は、個人開発者にもスタートアップにも優しい設計になっています。

特に無料プランの充実度は、他のBaaSサービスと比較しても頭一つ抜けている印象です。

PostgreSQLベースという安心感、ベンダーロックインがない自由度、そして予測可能な料金体系。

これらを考慮すると、新規プロジェクトのバックエンド選定において、Supabaseは有力な選択肢になるでしょう。

まずは無料プランで試してみて、サービスが成長したら段階的にプランをアップグレードしていく。

そんな柔軟な使い方ができるのが、Supabaseの大きな魅力です。


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