【GPTs×管理職】管理職こそGPTsを使え!マネジメントが鬼捗るおすすめGPTsの使い方10選

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2023年11月に登場したChatGPTのGPTs機能は、AI業界に大きな衝撃を与えました。GPTsとは、簡単に言えば自分好みにカスタマイズしたChatGPTを作成できる機能。専門的な指示や情報源を組み込むことで、より利便性が高い回答を出力できるようになりました。

2025年現在、GPT-5対応の多機能AIとしてさらに進化しています。要望に合わせた細やかなカスタマイズが可能になり、画像や音声データへの対応も幅広くなりました。ビジネスのワークフローにも柔軟に組み込めるようになり、日常から仕事まで、より身近に活用できる存在になっています。

このGPTsは他者と共有することが可能。すでに数多くのGPTsがSNSなどのオンラインにて公開されています。今回は管理職の方向けに役立つGPTsを紹介します。仕事での悩みが大きく軽減されるため、ぜひ最後までお読みください。

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GPTsの活用事例【管理職編】

GPTsには様々な種類があり、ビジネス向けにカスタマイズされたものも少なくありません。。アドバイザーのような役目を果たしたり、資料を要約してくれるなど多種多彩です。ここでは、管理職におすすめなGPTsを紹介します。

【Business Idea Sanity Checker】ビジネスアイデアをAIが評価

参考:https://startstrongbook.com/

Business Idea Sanity Checker」は、ビジネスアイデアをAIが評価してくれるGPTsです。

現在は複数のモデル(GPT-4o・o3・GPT-5等)が選べるようになり、「startstrongbook」のほかSWOT分析や市場規模推定、ROI計算など追加評価手法も使えます。ガイドブックの評価基準に基づき、ビジネスアイデアの良し悪しや注意点、方向性などを指摘してくれます。新規事業やプロジェクトをスタートさせる前に、Business Idea Sanity Checkerに評価してもらうことで、事前にビジネスの課題に気づくことが可能です。

参考:https://chat.openai.com/g/g-1i7Bjryc5-business-idea-sanity-checker

たとえば、物販販売のビジネスアイデアを評価してほしいというプロンプトを入力すると、内容を深ぼりしていく質問が返されます。

質問に対し回答していくことで精度が高い回答となり、ビジネスアイデアに対する理解も深まっていきます。これから新たなビジネスを行う管理職の方にこそ、オススメできるGPTsです。

【Engineering Manager Coach 】エンジニアの管理職をサポート

参考:https://chatgpt.com/g/g-00VXLLDtM-engineering-manager-coach

エンジニアの管理職「エンジニアリングマネージャー」にとって、心強い味方となってくれそうなのが、「Engineering Manager Coach」。

その名の通り、エンジニア組織におけるマネジメントにおいて有益なアドバイスを提案してくれるGPTsです。

エンジニアリングマネージャーの業務はとても専門的。エンジニアとしての知識・技術はもちろん、管理職としての手腕も求められます。そのため、誰かに仕事の相談をしても有益な回答が得にくいこともあります。

Engineering Manager Coachは、そうしたエンジニアリングマネージャー向けに特化したGPTs

エンジニアとしての専門的な質問だけでなく、マネージャーに求められる素質などについても回答してくれます。2025年現在、モデル選択機能の追加とともに、心理的安全性や日本企業向けチーム設計に関する最新のノウハウ、役割分担や1on1サポートが充実しました。上手に活用することで、リーダーシップのスキル向上とチーム全体のパフォーマンス改善が期待できます。

【IT Program / Project AIMentor】プロジェクト管理をサポート・アドバイス

参考:https://chat.openai.com/g/g-bRk52z9HO-project-mentor

プロジェクト管理業務を行っている管理職の方と相性がいいのが、「Project Mentor」。プロジェクト全体が円滑に進行するよう管理方法をサポート・アドバイスしてくれます。

Project Mentorにプロジェクト管理において重要なポイントを相談するだけでも、管理計画が大きく改善されます。計画したプロジェクト管理を評価してもらうことも可能でしょう。2025年以降は音声入力・ファイルアップロード機能、履歴記憶、メモリ強化が新たに追加されました。

また、Project Mentorでは、PMI アジャイル認定プラクティショナー (PMI-ACP) 試験に関するアドバイスも提供してくれます。プロジェクトマネージャー資格の取得を検討している方にも、オススメできるGPTsです。

【Future Forward Business Builder】ビジネスのアイデアやアドバイスを提案

参考:https://chat.openai.com/g/g-pUI92aPOP-future-forward-business-builder

ビジネスにおける具体的な助言が欲しい方には、「Future Forward Business Builder」もオススメします。ビジネスのアイデアやアドバイス提案を得意としています。

管理職は時に、経営陣と同じ視点が求められます。現場の意見を基にした、ビジネスアイデアを求められることもあるでしょう。

自分が思いついたビジネスをうまく軌道に乗せるために必要なポイントを相談する際、Future Forward Business Builderは役立ちます。ビジネスアイデアそのものを提案してもらうのも良いでしょう。業界ごとの事例配信や、モデル強化による根拠ある分析も加わり、活用の幅が広がっています。

Future Forward Business Builderが提案してくれたアイデアに自分なりのアレンジを加えてプレゼンすることで、高く評価してもらえるかもしれません。

【Personal Business Manager】財務計画を提案してくれる投資マネージャー

参考:https://chat.openai.com/g/g-49TGuuyLB-personal-business-manager

会社の財務計画に頭を悩ませている方にオススメしたいのが、「Personal Business Manager」です。財務状況の評価などに関するアドバイス用にカスタマイズされたGPTsとなります。財務は非常に専門的な分野。正直なところ、知識を持たない管理職にとっては、荷が重いと感じられるはずです。

一方、知識を有する経理部門の管理職であっても財務分析・経営戦略の考案は時間がかかる業務です。

そうした場面において、Personal Business Managerは有益なAIです。財務分析や経営戦略の立案などの業務を依頼することが可能

業務の大部分をAIに任せられるため、仕事の負担が軽減されるはずです。ただし、ChatGPTには情報流出のリスクも少なからず存在します。企業の財務情報をむやみに入力するのはリスキーです。オプトアウトを活用するなどして対策を講じておきましょう。

2025年現在、予算管理や市場分析の機能もさらに強化。エンタープライズ向けプランにも対応し、安全面への配慮も進んでいます。

【Contract Assistant】契約書の重要ポイントをまとめてくれる

参考:https://chat.openai.com/g/g-jyv4nwDgh-contract-assistant

Contract Assistant」は、添付された契約書(PDF・画像・複数ファイル対応)の内容を瞬時に要約してくれるGPTsです。

ビジネスにおいて契約書のやり取りは日常茶飯事。管理職ともなれば、対応する契約書の種類も膨大です。ひとつひとつ内容を確認してから処理をしていると、あっという間に日が暮れていきますが、中身を確認しない訳にもいきません。Contract Assistantを活用すれば、そうした手間暇を省けて重要な要点だけを確認できます。

上記は、テスト用に作成した雇用契約書をContract Assistantに処理させた時の様子です。重要なポイントだけを分かりやすくピックアップしてくれます。契約書すべてに目を通さず要点を確認できるため、大幅な作業効率改善が期待できます。

ただし、前述したとおり、ChatGPTには入力情報がAI学習に利用されるリスクが存在します。オプトアウト設定をしていないで、契約書をアップロードしてしまうと内容が外部に流出してしまう恐れがあるため注意しましょう。

最近では、契約条項の比較、リスク抽出、社内ワークフロー連携がアップデートされています。

【コンサルくん】トップコンサルタントのようなアドバイスを回答

参考:https://chat.openai.com/g/g-gOnRb0VqY

コンサルくん」は、トップ1%の成績を有するコンサルタントをイメージしたAIが、仕事やプライベートの質問に対して回答してくれるGPTsです。現在は業界ごとにフレームワーク選択が可能になり、根拠提示も細かく出せます。

たとえば、「営業事業がうまくいかない原因」について質問すると、多角的視点から分析をスタートさせます。質問に回答していくことで、精度が高い回答を出力してくれます。

トップ1%の成績を有するというだけあり、なかなか鋭い回答を述べてくれることもあります。事業がうまくいかず解決策を模索している管理職の方は、試してみる価値があるでしょう。

【孫子 – saysay.ai】孫子の兵法に基づいた助言を出力

参考:https://chat.openai.com/g/g-oZHVkxaXb

孫子 – saysay.ai」は、その名の通り中国の有名な兵法書「孫子の兵法」に基づいた回答を出力してくれる一風変わったGPTsです。孫子の兵法は戦術だけでなく、リーダーシップや思考、人間心理など幅広いテーマに応用が利くことで有名。当然、ビジネスにおいても有益です。

部下のマネジメントや指導に悩んだとき、孫子の兵法に教えを乞うと有効なアドバイスを得られるかもしれません。その他、ビジネス戦略の相談においても役立つため、管理職の方にぜひ一度使ってもらいたいGPTsといえます。

最近のアップデートで、現代ビジネス事例に応じた解説、最新事例データベースの参照ができるようになりました。

【Time Saving Life Hack Guide】時間の節約術を提案

参考:https://chat.openai.com/g/g-GyEFXKFWR-time-saving-life-hack-guide

Time Saving Life Hack Guide」は、個々の状況に応じた時間の節約術を提案することに長けたGPTsです。音声入力や履歴の保存、行動パターンの分析にも対応していて、提案の精度も高くなっています。

使い方はシンプル。最初に「始める」とプロンプトを入力すると、時間節約のために必要な情報を質問されます。

今回は必要情報を入力し仕事の効率化を質問。これだけで時間節約として効果がありそうな方法を複数提案してくれます。

管理職の方は多忙。対応すべき業務や解決すべき課題がたくさんあるはず。そのため、毎日時間に追われている方も少なくないでしょう。Time Saving Life Hack Guideを活用することで、自分に合った時間の節約術を見つけられるはずです。

【AI新規取引アドバイザー】DX戦略をサポート

参考:https://chatgpt.com/g/g-3Y67tmK2k-aixin-gui-qu-yin-atohaisa

企業の与信管理業務(新規取引の審査やリスクチェック)をサポートしてくれるGPTsが、「AI新規取引アドバイザー」です。

新規取引に関する質問を得意とし、有益な回答を生成してくれます。取引先や業界ごとの具体的な情報収集に対応できるほか、稟議書作成や複数部門に関わる判断へのアドバイスも可能です。

今後、企業における与信管理の重要性は増していくことでしょう。管理職の方は、新規取引の審査や承認を先導して行っていく立場にあるケースも多いはず。ただ、取引先の調査にはどうしても分からない項目が付きもの。会社にとって、どういった取引が有効かを判断するのも難しいでしょう。そうしたときこそ、AI新規取引アドバイザーを活用してみましょう。

なお、GPTsについてより詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

GPTsを使うときの注意点

GPTsを利用するときは、情報の正確さやセキュリティに注意しましょう。出力された内容が必ずしも正しいとは限らないので、そのまま信じてしまうと誤解につながることがあります。また、個人情報や機密データを入力しないのは基本中の基本です。

自分で作ったGPTsは定期的にアップデートや動作確認を行い、最新の機能や法規制をチェックしておくと安心です。他人の著作物を勝手に使ってしまうと、著作権の侵害になる可能性もあります。

利用する際は、必ず公式サイトや正規アプリを通し、外部APIや共有設定の安全性も忘れずに確認しておきましょう。

よくある質問

GPTsを使うときによくある質問をまとめました。安全に活用するための注意点や、知っておくと便利なポイントをわかりやすく紹介します。

間違った内容が出ることはありますか?

AIの回答がいつも正しいとは限りません。大事な判断に使うときは、必ず他の情報源を確認してください。

個人情報や社内データを入力しても大丈夫ですか?

おすすめできません。情報漏洩のリスクや学習データに利用される可能性があるため、機密情報の入力は避けましょう。

自分で作ったGPTsはすぐ公開してもいいですか?

公開前に権利や利用制限、共有範囲を必ず確認しましょう。著作権やセキュリティの観点からも慎重な判断が必要です。

古い情報が回答されることはありますか?

学習データの更新時期によっては古い内容が含まれることもあります。最新情報が必要な場合は、ウェブ参照や他の方法もあわせて利用しましょう。

スマホでもGPTsは作成・編集できますか?

基本的にはPCでの利用がおすすめです。スマホからだと機能が制限されたり、作成ができない場合もあるので注意してください。

管理職こそGPTsを使いこなそう!

スクロールできます
ツール名活用方法
Business Idea Sanity CheckerビジネスアイデアをAIが評価
Engineering Manager Coach エンジニアの管理職をサポート
IT Program / Project AI Mentorプロジェクト管理をサポート・アドバイス
Future Forward Business Builderビジネスのアイデアやアドバイスを提案
Personal Business Manager財務計画を提案してくれる投資マネージャー
Contract Assistant契約書の重要ポイントをまとめてくれる
コンサルくんトップコンサルタントのようなアドバイス生成
孫子 – saysay.ai孫子の兵法に基づいた助言を出力
Time Saving Life Hack Guide時間の節約術を提案
AI新規取引アドバイザー新規取引の審査やリスクチェックをサポート
今回紹介したおすすめGPTs一覧

GPTsの登場で、ChatGPTはよりビジネスにおいて有益な生成AIになったと言っても過言ではありません。特に、対応する業務が多い管理職の方にとっては、心強い味方となってくれるはずです。今回の記事を参考に、自社の業務と相性がいいGPTsを活用してみてください。

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最後に

いかがだったでしょうか?

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監修者田村 洋樹

株式会社WEELの代表取締役として、AI導入支援や生成AIを活用した業務改革を中心に、アドバイザリー・プロジェクトマネジメント・講演活動など多面的な立場で企業を支援している。

これまでに累計25社以上のAIアドバイザリーを担当し、企業向けセミナーや大学講義を通じて、のべ10,000人を超える受講者に対して実践的な知見を提供。上場企業や国立大学などでの登壇実績も多く、日本HP主催「HP Future Ready AI Conference 2024」や、インテル主催「Intel Connection Japan 2024」など、業界を代表するカンファレンスにも登壇している。

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