【AI検索エンジン】Genspark AIとは?使い方や料金を徹底解説 

押さえておきたいポイント
  • Genspark AIは複数のAIエージェントで情報収集する次世代検索エンジン
  • 基本的な検索や画像生成機能なら無料で利用可能
  • 情報収集・レポートや記事の作成などで幅広く使える

Genspark AIとは、複数のAIエージェントで情報収集効率を向上した次世代の検索エンジンで複数のAIエージェントを活用していることから情報に偏りが少なく、信頼性の高い情報を提供できます。

今回の記事では、そんなGenspark AIの特徴やメリット・デメリットなどを解説していきます。最後までご覧いただくと、検索の新常識に触れられるので、これまで以上に業務の効率化が進むかもしれません。

ぜひ最後までご覧ください。

\生成AIを活用して業務プロセスを自動化/

Genspark AIとは

参照:https://www.genspark.ai/

Genspark AIとは、複数のAIエージェントを内蔵している次世代の検索エンジンです。アメリカのカリフォルニア州に本社を置くGenspark社が開発してリリースしています。

最大の特徴は、なんといっても複数のAIエージェントで情報収集している点です。さまざまな視点から情報を収集して、最終的には1つのページにまとめてくれます。

また、Genspark AIはSparkpagesと呼ばれる、新たなページをリアルタイムで生成してユーザーに情報を提供しています。従来のAI検索では、既存のWebページのリンクから必要な情報を抜き出して紹介しているだけだったので、ここが大きく違いますね。

従来の検索エンジンとの違い

従来の検索エンジン(Google・Bingなど)は、ユーザーの検索クエリに対して既存ウェブページをインデックスし、その中から最適と思われるページへのリンクを返す方式が中心でした。一方で、Gensparkはこの基本方式を大きく拡張し、以下のような点で従来型検索とは異なる特徴を備えています。

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比較項目従来の検索エンジンGensparkのアプローチ
情報収集の手法単一または限られたソースに基づき、クローラーで収集されたウェブページの中から最適と思われるものを検索結果として提示。複数のAIエージェントが並列に、ニュース・学術文献・SNSなど異なる情報源を同時にリサーチ。 
情報の提示形式リンクのリスト+スニペット(抜粋)中心。ユーザーがそのリンクをクリックして外部サイトに行き、必要な内容を探すことが多い。「Sparkpages」のように、必要な情報をリアルタイムでまとめたページを生成。要約・表やグラフ・画像などを統合して、外部リンクを行き来せずに理解しやすい形で情報を提供。 
視点・偏りのコントロールアルゴリズムの仕様やSEOの影響、広告・スポンサーリンクなどにより、情報の偏りや順位のバイアスが発生することがある。複数エージェントによる並列検索により、特定の視点に偏ることが抑えられる設計。
リアルタイム性・新鮮さインデックスの更新頻度やページの更新に依存。最新情報は後回しになることがある。新しい情報を含むソースも対象としており、リアルタイム検索・最新トレンドの取得が可能。
ユーザーの能動性依存ユーザーがキーワードを入力し、その結果から目的の情報を探す。情報の深掘り・整理はユーザー側の工夫に依存。ユーザーの指示に応じてAIが自動で調査を進めたり、複数の視点を統合して整理したりする。また、Autopilot Agent のような非同期調査が可能。
従来の検索エンジンとの違い

Genspark は「調べる → 探す →整理する →要約する」というプロセスをAIが能動的に手伝ってくれる点で、従来の検索エンジンとは異なる体験を提供しています。

特に、情報収集の効率性と質を重視した使い方をしたいユーザーには、大きなメリットです。

AI Parallel Searchの具体的な仕組み

Genspark AIのAI Parallel Search機能は、複数の賢いAIが同時に情報を探してくれる便利な仕組みです。

例えば、最新ニュースを担当するAI、専門的な学術情報を探すAI、SNSの話題を集めるAIなど、それぞれ得意分野の異なるAIが連携して働きます。

一人のリサーチャーが調べるのではなく、複数の専門家が手分けして調査するような感覚です。専門分野ごとに情報を集めた後は、それらの情報を整理して1つの分かりやすい回答にまとめてくれます。

このように複数のAIが同時に動くことで、素早く正確な情報を見つけることができます。

Genspark AIの機能一覧

Genspark AIには、基本となる検索機能のほかに、画像生成や動画生成といったさまざまな機能が存在します。

以下では、新しく追加された機能も含めて詳しく解説していくので、ぜひチェックしておいてください。

Genspark AIの基本機能

Genspark AIの主要機能には「高度なエージェント機能」と「基本エージェント機能」があります。それぞれが持っている機能とできることを表にまとめましたので、参考にしてください。

【高度なエージェント機能】

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機能名できること
スーパーエージェント長文指示での自動調査、旅行計画、動画作成、予約、記事生成などを実行。9つのLLMモデル統合と80以上のツールを活用可能。
AIスライドPDFや文書をスライド化・要約・画像挿入・デザイン適用など。プロ品質のデザイン。pptxまたはpdf形式に変換可能。
AIシート表やグラフの自動生成、データ収集・集計・分析、ドキュメントからの変換や洞察の自動生成にも対応。CSVエクスポートやファクトチェック機能も備える。
AIドライブAIがファイルを自動でダウンロード・整理・要約。アップロードや解析も可能。世界初のAIダウンロードエージェントとして50GBのストレージが利用可能。
深層研究多角的な情報収集と引用付きレポートの自動作成、リアルタイム分析が可能。Sparkpageを活用した偏見のない情報統合で、信頼性の高いレポート生成を実現。
通話代行レストラン予約、アポイント調整、顧客対応などを自然な音声で実行。音声の録音と文字起こし、通話後の自動タスク処理も可能。
ファクトチェック複数ソースを照合して事実確認を行う。他の高度機能(例:AIシート、深層研究)とも連携して活用可能。
Genspark AIの高度なエージェント機能表

【基本エージェント機能】

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機能名できること
AIチャット9つの高性能AIモデルにアクセスでき、専門的な対話や長文議論が可能。有料プランでは無制限で利用できる。
イメージスタジオAIによる画像生成・編集・背景除去・修復が可能。複数の最新モデルを統合。デザインスキル不要で誰でも扱いやすい。
ビデオ生成テキストや画像から動画を生成し、4つのAIモデルを同時に連携。最新のMixture-of-Agents技術に対応。
翻訳高精度な多言語翻訳に対応し、文脈や専門用語を考慮した自然な翻訳が可能。最新の言語モデルを活用した文脈理解型の翻訳エンジン。
その他(Sparkpage)検索結果の要約を編集可能な1枚のページに変換・表示できる。他人との共有や保存に活用可能。
Genspark AIの基本エージェント機能表

Genspark Autopilot Agent

参照:https://www.genspark.ai/autopilotagent

Genspark AIのリリース後、新たにGenspark Autopilot Agentが追加されています。Genspark Autopilot Agentとは、非同期で情報を調査してくれるAIエージェントです。

ちなみに、非同期とは検索結果の出力を待たずにほかの作業ができることを指しており、Genspark Autopilot Agentが情報を調べている間も別のタスクをこなせます。

なお、調査結果は短時間で回答してくれるほか、タスクが完了した際はメールで通知してくれます。そのため、ユーザーは気兼ねなくほかの作業に集中できるというわけです。

Genspark AI Browser

参考:https://www.genspark.ai/browser

2025年6月、Genspark AIから次世代のブラウジング体験を提供する「Genspark AI Browser」が正式にリリースされました!

このブラウザは、「超高速」「広告ゼロ」「完全なAIエージェント機能」を掲げており、これまでのWebブラウザの常識を覆す可能性を秘めたツールとして、世界中から大きな注目を集めています。

Genspark AI Browser の主な特徴は以下の4つです。

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機能概要
Super AgentあらゆるWebサイト上で価格比較、レビュー分析、情報要約などを瞬時に実行。
Autopilot ModeAIがユーザーに代わってWebを巡回し、情報収集や複雑なタスクを自動で実行。
MCP StoreDiscordやNotionなど700以上の外部ツールと連携し、ワークフローを自動化。
Ad Block広告を完全にブロックし、高速でクリーンなブラウジング環境を実現。
Genspark AI Browserの機能表

超高速かつ全て自動で、情報収集・分析・要約・比較/検討・タスク自動化などをAIエージェントが代行してくれて、さらには広告完全ブロックでストレスフリー。素晴らしすぎるWebブラウザが誕生してしまいました…

従来のブラウザが「情報への入り口」だったのに対し、Genspark AIブラウザは「情報を集め、整理し、理解までサポートするパートナー」として機能する点に大きな違いがあります。

ちなみに、元々MacOSのみで利用できていたGenspark AI Browserですが、すでにWindows版もリリースされているので、ぜひチェックしてみてください。

なお、AIエージェントについて詳しく知りたい方は、下記の記事を併せてご確認ください。

Genspark AI Designer

Genspark AI Designerは、ロゴや名刺、SNS用の画像やバナーをまとめて作れるサービスです。

使い方はシンプルで、ブランド名とちょっとした説明を入力するだけ。自動で色やデザインを提案してくれるので、気になるところを見ながらすぐに調整できます。

これまでデザインに悩んでいた方でも、専門のデザイナーに頼まずに、自分でしっかりしたブランドイメージを作り上げることができるでしょう。

なお、Genspark AI Designerには、無料プランと有料プラン(Plus/Pro)があります。無料プランはお試しに便利ですが、回数や画質に制限があり、商用利用はできません。

お店や会社でロゴや名刺をしっかり使いたいなら、有料プランに切り替えるのがおすすめです。

実際に利用する前には、作ったデザインの著作権や商標登録の扱いも確認しておきましょう。

【最新】Genspark クリップジーニアス

Genspark クリップジーニアスは、プロンプト1つで動画編集を自動化できる機能です。動画をアップロードして編集内容を指示するだけで、AIがプロ品質の仕上げを行ってくれます。

デモ動画では、トークショーの動画から面白いシーンのみを切り抜くといった編集を簡単に実行していました。

これで、面倒なカット編集はほぼAIに任せられるので、動画編集者の作業効率が大幅にアップするはずです。

Genspark AIを実際に使ってみた

ここからは、Genspark AIの基本機能を実際に使ってみます。Genspark AIの使い方を詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。

基本的な検索機能

実際に、Gensparkを使ってみました。まずは全国の天気を聞いてみます!

瞬時にさまざまなリアルタイム情報をまとめて回答してくれました。自動的にスーパーエージェントを使用してくれるので、非常に詳細な情報ですね。

もう1つ検索してみたいと思います。検索ボックスに「AI検索エンジンとは」と入力してみました。

出力結果がかなり多いので1/3ほどしか載せていませんが、画像や表付きで非常に分かりやすく情報をまとめてくれています。素晴らしいですね!

こちらから出力結果の全容を見ることができます!

実際に使ってみて、複数の情報源から得られた情報が1つのページにまとまることで、理解が深まりやすく分かりやすいと感じました。

また、検索履歴もあるため、過去の検索内容を効率的に振り返ることができるのも便利です。

検索結果の深掘りと追加質問

Genspark AIの回答結果に対して、深掘りや追加質問をしていくと検索した内容への理解力がより高まります。

まずは、「AI検索エンジンとは」の回答結果に対する深掘りから行ってみました。

AI検索エンジンの仕組みについて、追加の質問をして、より詳しく説明するよう指示してみます。

上記のように、画像付きで仕組みを詳しく解説してくれました。

画像の下には、文章でも詳しい解説を載せてくれています。

情報収集をより効率よく行い、精度の高い情報を取得したい方は、ぜひ活用してみてください。

画像生成&動画生成

Genspark AIでは、Nano Bananaのモデルを使用した画像生成機能を利用できます。

画像生成する際は、プロンプト入力欄に作りたい画像のイメージを入力しましょう。

早速、以下の画像が出来上がりました。プロンプトに忠実で高精度な画像を生成できましたね!

画像にカーソルを合わせると、「画像から動画を生成」の選択肢が出てきます。

せっかくなので、今回作成した画像を動画にしてみました。

画像をアップロードした後にプロンプトを入力すると、自動プロンプトが生成されて動画が生成されます。

動画の生成までは無料プランでもできるのですが、ダウンロードするには有料プランの加入が必須です。

Genspark AIを活用するメリット

Genspark AIを活用するメリットは、以下のとおり3つほどあります。

  • さまざまな視点から情報収集できる
  • 情報の公平性
  • 無料で利用できる

とくに、上2つのメリットは、複数のAIエージェントを使用しているGenspark AIならではのメリットと言えるでしょう以下でそれぞれのメリットを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

さまざまな視点から情報収集できる

Genspark AIには、さまざまな視点から情報収集ができるAI Parallel Search機能があります。生成AIが並列検索で情報収集をおこなったあと、最終的には1つの情報にまとめてくれるのが特徴です。

1つの情報源から情報を取得する従来のAIとは異なるので、普段とは異なる気づきを得られるかもしれませんね!

情報の公平性

Genspark AIは、複数の情報元から公平に情報を取得するよう設計されています。具体的にいうと、特定の企業に利益を及ぼすような結果は表示しないということです。

たとえば、Genspark AI自体が広告などを募集すると、応募した企業の情報が優先で表示されるようになります。Google検索などを想像するとわかりやすいのではないでしょうか。

一方、Genspark AIはすべての情報を公平に調査した結果、ユーザーに適切な情報を提供してくれるので安心です。

無料で利用できる

Genspark AIには、有料版であるPlusプランやProプランがありますが、基本的な検索や画像生成であれば無料のFreeプランで利用できます。

しかし、無料プランでは一部AIエージェントにアクセスできなかったり、画像や動画生成に制限があったりとさまざまな部分で制限がかかるため、Genspark AIを日常的に利用したいと考えている方は、有料版のPlusプランへ加入することをおすすめします。

Genspark AIの料金プランと無料版の制限

参照:https://www.genspark.ai/pricing

前述でもご紹介した通り、Genspark AIには検索機能のみが利用できる無料プランと全ての機能が利用できる有料プランが存在します。

それぞれのプラン内容は下記の通りです。

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プラン料金(年間契約)クレジット数特徴
Freeプラン無料200クレジット/日・AIモデルとエージェントへの限定アクセス
Plusプラン19.99ドル/月10,000クレジット/月・Freeプランよりクレジットが多い
・すべてのAIエージェントへの優先アクセス
・最新の画像生成モデルへのアクセス
・最新のビデオ生成モデルへのアクセス
Proプラン199.99ドル/月125,000クレジット/月・Plusプランの全ての機能が利用可能
・Plusプランよりクレジットが多い
Genspark AIの料金プラン

無料のFreeプランについては、基本的な検索機能のみしか使えず、一部AIモデルが利用できないような制限がかかっています。

対して、有料プランのPlusプランとProプランについてはGenspark AIで利用できる全ての機能が利用可能で、PlusプランとProプランの違いといえばクレジット数の違いのみなので、有料プランに加入する際には利用頻度によって加入するプランを選択すると良いでしょう。

Genspark AIの商用利用について

Genspark AIは下記の利用規約の通り、商用利用は可能です。

Subject to these Terms and your applicable subscription plan, you may use the Services for internal, personal, or commercial purposes, including on behalf of or for the benefit of third parties. Please note that commercial use of the Services may, at our discretion, be limited to paid subscription tiers in the future.

引用:Terms of Service

翻訳
本規約および適用されるサブスクリプションプランに従い、お客様は、第三者の代理として、または第三者の利益のために、内部的、個人的、または商業的な目的で本サービスを利用することができます。なお、本サービスの商用利用は、将来、当社の判断により、有料のサブスクリプション・プランに限定される場合があります。

しかし、有料のサブスクリプション・プランに限定される場合があると言う文言が記載されているので、基本的には無料プランでは商用利用はできないと思った方が良いでしょう。

なお、無料で利用できるAI検索エンジン「Felo」について詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Genspark AIの活用事例

Gensparkはまだリリースされたばかりですが、すでに一定数の方が業務への活用を試みています。

今回は、Gensparkの活用事例として以下の4つをご紹介します。

  • 活用事例①記事の生成
  • 活用事例②文章の言い換え
  • 活用事例③リアルタイム検索
  • 活用事例④インテントデータの調査
  • 活用事例⑤スライド作成
  • 活用事例⑥市場調査
  • 活用事例⑦デザイン作成

以下でそれぞれの活用事例をみていきましょう。

今回解説する事例において、弊社がX(旧Twitter)で発見した参考となるツイートを紹介させていただいております。取り下げなどのご連絡は、contact@weel.co.jp からご連絡ください。

活用事例①記事の生成

Gensparkを活用して、記事を生成している方がいたのでご紹介します。

https://twitter.com/xxx_inoue/status/1828184040828215760

こちらの投稿者は、Gensparkを記事を作成するためのリサーチや記事の雛形を作成するのに活用しています。生成した雛形をもとに、ClaudeもしくはChatGPTで構成と記事本文を作成して、最後にNapkinで文章を図式化したようです。

生成AIだけで、記事作成に必要なタスクを完結できているので、かなり作業を効率化できそうですね!

活用事例②文章の言い換え

Gensparkは、文章の言い換えにも活用できます。

Gensparkには、文章を言い換えるための機能が備わっています。口下手な人が作成した文章よりもわかりやすい形でまとめてくれるので、発表原稿やレポートを作成する際に便利です。

普段から、文章をまとめる作業に苦手意識を持っている方はぜひGensparkを活用してみてください。

活用事例③リアルタイム検索

Gensparkは、リアルタイム検索にも対応しています。

一般的なLLMなどは、学習した時点の情報しか出力できませんが、Gensparkは違います。リアルタイム検索が可能なため、最新の情報をすぐに取得できるのが特徴です。

また、Gensparkは日本語にも完全対応しているので、わざわざ翻訳する必要もありません。出力された情報には、ソースも表示されるので、本当に正しい情報なのか自分で確かめることもできます。

活用事例④インテントデータの調査

インテントデータとは、ユーザーや企業のWeb上での行動履歴から読み取れる意図や関心を示すデータを指します。

Gensparkの言語設定を日本語にした状態で英語で質問を入力すると、日本語でまとめられた記事が自動生成されます。翻訳と記事作成を同時に処理できる点は、グローバルな情報収集において大きな強みです。

https://twitter.com/xxx_inoue/status/1828184040828215760

活用事例⑤スライド作成

Gensparkはスライド作成も効率化できます。

通常、スライドを作るには構成を考えて資料を探して、レイアウトを整えて…と手間と時間がかかります。ところが、Gensparkに「テーマ」「スライド枚数」「要点」などを指示すれば、内容を整理した構成案とスライド本文の案を自動生成してくれて便利です。

さらに、スライド資料に適した文言や見せ方の提案も受けられるので、自分で全部ゼロから作るよりも断然速く、クオリティも安定します。

活用事例⑥市場調査

Gensparkの情報収集能力は、市場調査にも活用できます。

こちらの投稿者は、メルカリに出品する際の販売価格を決める際、Gensparkを使って市場価格を調査しているとのこと。通常、何時間もかかる市場調査を一瞬で終わらせています。

フリマの出品に限らず、さまざまな業界の市場調査で活用できそうです。

活用事例⑦デザイン作成

Genspark AI Designerを使えば、デザインの作成もAIに任せられます。こちらの投稿者は、ロゴやWebサイトのデザインをGenspark AI Designerで作成していました。

自分でデザインを作成する際は多くの知識や技術が必要なほか、外注する場合は外注費がかかります。

そこでGenspark AI Designerを使えば、余計な手間やコストをカットできるので、ぜひ活用してみてください。

Gensparkの使い方と登録方法

Gensparkの使い方の手順は非常に簡単です。

まずはGensparkの公式サイト(https://www.genspark.ai/)にアクセスしてください。

トップ画面の検索ボックスからすぐに検索ができます。

出力内容から続けてさらに情報の深堀や質問も可能です。

次にアカウント登録の方法を解説します。アカウントは登録しなくても利用できますが、登録すると1日あたり200クレジットが付与されるため、検索以外の機能を使いたいときに便利です。

①まずはトップページに表示されている赤枠の「Sign up It’s free(無料プランに登録)」をクリックしましょう。(表示がない場合は左側サイドバーの「Me(私)」からでも同じページに飛びます)

②こちらの画面に移動します。Google・Microsoft・Appleのいずれかのアカウントか、メールアドレスで登録ができます。メールアドレス以外で登録する場合はこちらから選択してサインアップしてください。

メールアドレスで登録する場合は「Login with email(メールアドレスで登録)」をクリックします。

③こちらはすでにアカウントを持っている場合のログイン画面なので、赤枠の「Sign up now(今すぐ登録する)」をクリックしてください。

④まずメールアドレスを入力し、その次に暗号化された記号を入力します。入力できたら「Send verification code(認証コードを送信)」をクリックします。(ここを先にやならいとパスワードの設定ができません)

⑤入力したメールアドレスに送られてきた認証コードを入力して「Verify code(認証する)」をクリックします。この作業が完了したら、パスワードの設定に進みます。

⑥パスワードを設定し、「Create(作成する)」をクリックして完了です!

ちなみに最初のUIが英語になっていて日本語にしたい場合は、登録後に変更できます。画面左のサイドバー最下部の「◎」のマークをクリックして「Settings(設定)」を開きます。

設定画面から表示言語を日本語に変更できます。

Genspark AIを使いこなすためのコツ

Genspark AIを使いこなして効率よく情報収集するためには、以下のコツを意識するのがおすすめです。

  • プロンプトを工夫してクレジットを節約する
  • Autopilot Agentを活用して調査を任せる
  • 必要に応じて別のAIツールも併用する

それぞれのコツについては、以下で詳しく解説していきます。

プロンプトを工夫してクレジットを節約する

Genspark AIの消費クレジットは、使用モデルや会話の長さによって変化します。回答内容や会話が長くなるほど消費クレジットも増えるので注意が必要です。

そこで、クレジット消費を節約するためにも、明確な指示を与えて要点をコンパクトにまとめさせることが大切です。

悪い例
「AIについて教えて」
→ 指示が曖昧すぎて、AIの歴史や種類など長文で返されやすく、不要にクレジットを消費してしまう

いい例
「AIの中でも生成AIの特徴を、3つのポイントで簡潔に説明してください」
→ 必要な範囲を指定することで、短く整理された回答が得られ、クレジットも節約できる

回答の数を制限したり、文字数を制限すると、コンパクトな回答になりやすいのでおすすめです。

Autopilot Agentを活用して調査を任せる

Genspark AIの「Autopilot Agent」という機能を使えば、ユーザーが操作していない間も自動で情報収集を進めてくれます。

例えば「最新の市場動向を調べて要点をまとめて」と指示すれば、バックグラウンドで複数の情報源を探索し、後から整理された結果を提示してくれるというわけです。

AIに情報収集を任せている間に、自分は別の作業に集中できるので、限られた時間を有効活用したい方は、ぜひAutopilot Agentを使ってみてください。

必要に応じて別のAIツールも併用する

Genspark AIには検索や情報整理に便利な機能が揃っていますが、決して万能ではありません。特に自然な文章生成や表現力の豊かさでは、ChatGPTなど他の生成AIの方が優れています。

したがって、情報の収集やまとめはGenspark AI、その後のレポートや記事作成はChatGPTというように役割を分担すべきです。

複数のツールを使い分けると、より質の高いアウトプットが得られるだけでなく、Genspark側のクレジット消費を抑えられるメリットもあります。

Genspark AIを活用する際の注意点

Gensparkは、便利な機能を備えている反面、利用する際は以下の点に注意が必要です。

  • 出力される情報の精度にばらつきがある
  • クレジットの消費量に注意

とくに、出力される情報の精度にばらつきがあるなど、生成AI特有のデメリットが存在します。

以下で詳しく紹介していくので、事前に把握しておいてください。

出力される情報の精度にばらつきがある

Gensparkで出力する情報は、使用される情報源の質に依存しているので、正確性にばらつきがある可能性があります。つまり、間違った情報源から情報を取得してしまうと、Gensparkが出力する内容にも誤りがあるということです。

ただ、これはGensparkに限った話ではなく、生成AI全般で共通しています。Gensparkで出力した情報を鵜呑みにするのではなく、必ずファクトチェックを実施してから利用しましょう。

クレジットの消費量に注意

Gensparkはクレジット制を採用しており、利用内容に応じて消費量が大きく変動する点に注意が必要です。生成するコンテンツの種類(テキスト・画像・動画)やAIモデルの性能、入力・出力の長さや解像度によって必要なクレジット数が異なります。

例えば、シンプルなスライド作成でも約230クレジットを消費し、ページ数が増えるとさらに増加します。特に高精度な画像や動画生成では1回の処理で数十~数百クレジットが必要になることもあります。

プラン登録をしていても未使用分の繰越はできませんが、無料プランではクレジットが毎日リセットされるのに対し、有料プランでは月単位での付与となります。

Gensparkを利用する際は、クレジットの消費量に注意して計画的な利用を心がけることが重要です。

Perplexityなど他のAI検索エンジンとの比較 

AI検索エンジン市場では、Perplexityやフリーク、You.comなど多くのサービスが競合しています。その中でGenspark AIの特徴は、複数のAIエージェントによる並列検索です

以下の表に簡単な違い(特徴)をまとめたので参考にしてください。

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AI検索エンジン名主な特徴リアルタイム性
Genspark AI複数AIエージェントによる並列検索Sparkpagesによるリアルタイムページ生成
Perplexity自然言語による対話型検索既存ページの参照のみ
Felo日本語に特化した検索機能部分的なリアルタイム機能
You.comプライバシー重視の検索設計部分的なリアルタイム機能
他の検索エンジン比較表

他のAI検索エンジンが単一のAIモデルで検索を行うのに対し、Genspark AIは複数の視点から情報を収集できます。また、Sparkpagesによるリアルタイムのページ生成機能は、従来の検索エンジンにはない独自の強みとなっています。

GensparkとChatGPTの違い

GensparkとChatGPTは両者ともにコンテンツを生成するAIツールですが、用途が異なります。

Genspark

情報収集と整理に特化したツール。旅行計画や予約、リサーチなどの日常タスクを自動化するのに優れたプラットフォームで、ウェブ検索を活用した深い情報収集や、誰でも使いやすいUIが特徴です。

ChatGPT

自然言語処理に特化したツール。自然な会話形式で文章作成や質問応答を行うAIで、ブログやSNS投稿、プログラミング支援など、クリエイティブな用途に強みがあります。

このように、GensparkとChatGPTは「生成AI」の中でさらに異なるニーズに応じた機能を持っており、目的に応じて使い分けるのが効果的です。

よくある質問(FAQ)

Genspark AIに関するよくある質問をまとめました。Genspark AIの利用を検討している方や疑問がある方はぜひ参考にしてください。

Genspark AIは無料で利用できますか?

無料で利用することも可能ですが、利用できるAIモデルやエージェントが制限されているため、全ての機能は利用できません。

Genspark AIの安全性は問題ない?

Genspark AIの安全性は、比較的高いといえます。

プライバシーポリシーに記載されている情報によると、Genspark AIはMicrosoft Azureのポリシーや要件に従ってデータを保存しています。

We implement reasonable safeguards to protect the personal information that we collect from you. Your data will be stored on Microsoft Azure in accordance with its applicable policies and requirements data storage and retention (accessible here: Privacy in Azure).

引用:プライバシーポリシー

当社は、お客様から収集した個人情報を保護するために、合理的な安全対策を講じています。お客様のデータは、Microsoft Azureの適用されるデータ保存および保持に関するポリシーおよび要件(Azureのプライバシーに関するページをご覧ください)に従って保存されます。

Microsoft Azureでは、最先端の暗号化技術を駆使して送受信時のデータを保護しているので、個人情報などが外部に漏れる心配は基本的にありません。

ただし、クラウドサービスである以上、絶対に安全とは言い切れないため、個人情報の入力は極力避けましょう。

Genspark AIはどこの国の企業が開発した?

アメリカのカリフォルニア州に本籍を置く、MainFunc社が開発しました。

MainFunc社は、Microsoft・Google・Metaなどの技術者によって設立されています。

未使用クレジットは次の請求期間に繰り越されますか?

月間プランの利用クレジットは各請求サイクルの始めにリセットされるため繰り越しはされません。

ただし、クレジットパックを購入した場合、追加クレジットは購入日から3ヶ月間有効です。クレジットの消費順は月間プランのクレジットを消費し、その後の追加クレジットを消費します。

クレジット消費量はどのように計算されますか?

消費量は添付したファイルを含むテキストの長さ、会話の長さ、生成された画像と動画のサイズと長さ、モデルの複雑さなどによって変動します。

Genspark AIのスマホアプリはある?

Gensparkにはスマホ用アプリがあり、iOS版は既にリリースされています。Android版はまだ開発中なので、Androidユーザーは引き続きブラウザ版を利用する必要があります。アプリ版では、ブラウザ版と同様の機能が利用できます。

Perplexityとの違いは?

Genspark AIは多機能エージェントによるタスク自動化や生成に特化し、スライド・動画・表など多様な形式の出力が可能です。一方Perplexityは、主に検索・情報収集に強みがあり、信頼性の高いソース提示に特化しています。用途に応じて使い分けるのが効果的です。

Genspark AI Designerで作ったデザインは商用利用できる?

有料プランに切り替えれば、作成したロゴやブランドデザインをそのまま事業に使えます。無料プランでも試せますが、利用範囲に制限があるため、お店や会社のブランディングに本格的に使うなら有料プランがおすすめです。

Genspark AI Designerと他のAIデザインツールと違う点は?

一度の操作で複数のブランドデザインがまとめて作れるのが特徴です。色や雰囲気の違うパターンが一気にそろうので、気になる部分を見ながら手早く調整できます。

一般的なツールだと1つずつ作る必要がありますが、Genspark AI Designerなら効率は何倍も違います。

なお、AI検索エンジンのPerplexity AIについて詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

Genspark AIで情報収集効率を高めよう!

Gensparkは、複数のAIエージェントで情報収集効率を向上した次世代の検索エンジンです。さまざまな視点から情報を収集できるので、今までよりも検索の精度や得られる情報の質が向上します。

Gensparkを利用するメリットは主に以下の3つです。

  • さまざまな視点から情報収集できる
  • 情報の公平性
  • 無料で利用できる

Gensparkは初心者でも簡単に使える便利なAI検索エンジンツールです。無料で使うこともできるので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。

WEELが“失敗しないAI導入”を伴走します。

最後に

いかがだったでしょうか?

Gensparkを活用すれば、検索の精度向上と情報収集の効率化を同時に実現できます。

複数のAIエージェントによる並列検索で、従来のリサーチに比べて圧倒的な時間短縮が可能です。貴社の業務に最適な導入方法を、ぜひ専門家と一緒に検討しませんか?

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➡株式会社WEELのサービスを詳しく見る。

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参考記事
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